新郎の亮平さんは、式場を飛び出した新婦の由紀子さんを慌てて追いかけています。亮平さんは由紀子さんがなぜこのような行動に出たのか心当たりがありません。このとき亮平さんが取るべき最も正しい行動は次の4つのうちどれでしょう?
A.由紀子さんに「どうしたの?」と問いかける
B.由紀子さんを黙って抱きしめる
C.由紀子さんが落ち着くまで時間がかかるため、会場に戻り参列者にお時間を頂くことを説明する
D.亮平さん自身に問題がある可能性を考慮し、由紀子さんのご両親から話してもらうよう電話で相談する
もしもあなたが亮平さんだったら?じっくりとお考え頂いたあと画面をスクロールしてください。
では、それぞれの行動でどのような結末が訪れるのか確認していきましょう。
A.由紀子さんに「どうしたの?」と問いかける →由紀子さんの乳房はミサイルです。この距離で外すことはまずなく、助かりません。
B.由紀子さんを黙って抱きしめる →由紀子さんの乳房はミサイルです。自らゼロ距離に詰めるようでは絶対に助かりません。
C.由紀子さんが落ち着くまで時間がかかるため、会場に戻り参列者にお時間を頂くことを説明する →由紀子さんは背を向けた人間に頭から突き刺さる習性があります。亮平さんがきびすを返した瞬間に突き刺さるため、やはり助かりません。
D.亮平さん自身に問題がある可能性を考慮し、由紀子さんのご両親から話してもらうよう電話で相談する →これについては由紀子さんのお父さんよりご説明いただきます。お父さーん!
由紀子の父です。私は生まれつき乳房がミサイルだったこともあり、当たり前のように軍人の道を選びました。戦場では敵が見えない位置から適当に乳を発射しまくり殺しに殺しました。軍の称賛とは裏腹に「楽勝すぎる」と嫌気が差してきたその頃、ある一本の槍と出会いました。その槍を持った者はことごとく敵将の首を討ち取ることから「龍王」の異名がついていました。私は乳ミサイルを封印し、龍王と共に前線で体を張って戦いました。龍王と私は次第に恋仲となり、お互い日常的に全裸だったせいか偶然にも由紀子を授かりました。由紀子のために私たちは戦場を離れ日本に住むことにしました。由紀子の見た目は完全に槍でした。これはいけない!と妻は化粧を覚え由紀子に施し、私も由紀子の年齢に合わせておっぱいを付け足していくなど、今日までなんとか人間らしい生活を送ってきました。そう、今日までは… 亮平さんが危険です。結局のところ由紀子本人が人間としての幸せを望んでいないのです。しかしそれでも由紀子には体も乳も汚さずにずっと綺麗なままでいてほしいと、私たちは強く願い続けています。
由紀子さんのお父さん、ありがとうございました。
亮平さんがDを選んだのは最良の選択だったのかもしれません。亮平さんがお父さんと会話したあと、由紀子さんの立ち位置とは全く異なる方角から槍とミサイルが飛来し亮平さんを直撃しました。間に合ってよかった…これで由紀子さんは体も乳も汚さずに済んだのです。綺麗なままでいる限り、きっと、きっとまた次の恋に進めることでしょう。由紀子さん、頑張って! |