大喜利ドラフト会議2020
お題

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入った瞬間から「ここはヤバい」と思った動物病院とは


監督さんへ
指名する際は、ボケの上に書いてあるボケ番号を記入して下さい。

(例) [No.002] → 2
 昨年2月初旬、私はノロウイルスで苦しんでいました。私がトイレでうなっている間、リビングのほうから柴犬が春節用の爆竹を1カートン平らげる音が聞こえていました。トイレから出てきたとき、ゴン太はすでにゴン太爆弾になっていた。ここ中国の言い方にならうのなら、☆太炸弾*(☆は木へんに又)(弾*は弾のつくりのツがソになったもの)とするべきでしょうが、しない。
 動物病院の駐車場に着いた時、動物病院の隣に住む白人のおじさんと、院長先生が向かいあって、立っていました。私は車の窓を開けて窓の隙間から二人の会話を聞いていました。
「コンニチハ(ここは日本語だった)。久しく会っていませんね。」
「あなたは誰ですか。」
白人のおじさんは1987年にカナダのプリンスエドワード島で起きたムール貝の集団食中毒の患者の一人であり、貝毒のせいで記憶喪失になっているのでした。
「私は動物病院の院長です。」
「それは失礼いたしました。私は1987年プリンスエドワード島の貝で記憶喪失です。」
白人のおじさんは首からぶら下げているカードを持ち上げて、そう言いました。カードには「1987年プリンスエドワード島の貝で記憶喪失」と書かれていました。
「最近調子はどうですか。」
院長先生が聞きました。
「記憶が残らないというのは、人生を難しくします。客観的に何をしようと、私の主観としては何もしていないのと、変わりません。それは記憶が残らないからです。」
「しかし記憶が残らないといっても何もしていないのとは、違うでしょう。ダイエットか筋力トレーニングをするというのはどうでしょうか。」
「体を動かすのは、嫌いです。」
白人のおじさんは体を動かすのが嫌いだと言いました。
「そうですか。筋トレなさって死ね。」
「医療に携わる人が、『死ね』なんて言葉を使わないでください。私の兄は医者ですが、私も兄と同様に、そのような行為を軽蔑します。」
「私は医者ではない、獣医です。獣医は家畜の感染症とかも仕事だし、場合によっては殺すのも仕事のうちです。」
「動物を殺さないでください。」
「私は動物を生かしもするし殺しもします。獣医として働くとはそういうことなのです。畑泥棒だろうと政治犯だろうと目の前の人間をただ治療すればいいだけの、人間医者とは違うのです。」
「あなたは無礼だ。あなたは誰ですか。」
白人のおじさんは1987年プリンスエドワード島の貝で記憶喪失です。
「私は筋肉たっぷりの男。あなたは紙です。」
院長先生はそう言い放ち、家畜を100匹殺す時に使う大きなハサミを使って白人のおじさんをチョキチョキ切っていました。私は怖かったのか怖かったです。




















私は車の窓を閉めました。






















 ゴン太爆弾を持って車を出て動物病院に入ったら、ちょうちょ結びされていないヘビと裸の看護婦が議論をしていて、ここはヤバいと思ったし、そのとき体を丸めてしまったのは防衛本能です。
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