4歳 交通事故で生死をさまよう。 意識が朦朧とするなか、ある人影が話しかけてくる。 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 何を言ってるのか聞き返そうとしたとき、茂吉は生の世界に引き戻された。
16歳 友人達と川で遊んでる最中に溺れ、生死をさまよう。 意識が朦朧とするなか、あの人影が話しかけてくる。 「あな・・・・・・・・・・・・・・。」 あな?あなってなんだ?穴?ANA?そんなことを考えてる間に茂吉は生の世界に引き戻された。
24歳 急性アルコール中毒で生死をさまよう。 意識が朦朧とするなか、あの人影が話しかけてくる。 「あなたは・・・・・・・・・・・・。」 あなたは・・・そうか、彼(彼女?)は俺に何か大切なことを伝えようとしているのか。そう思ったとき茂吉は生の世界に引き戻された。
42歳 暴漢に襲われ生死をさまよう。 意識が朦朧とするなか、あの人影が話しかけてくる。 「あなたは大きな・・・・・・・・・。」 やっぱりそうか。彼(彼女?)は私が何か大きな事を成し遂げるために、この世に生を受けたということを伝えたいんだ。そう理解したとき、茂吉は生の世界に引き戻された。
74歳 階段から落ちたさい頭を強打し、生死をさまよう。 意識が朦朧とするなか、あの人影が話しかけてくる。 「あなたは大きな犬を飼うことになる。」 「かっ飼わんかったわい!!」 これが茂吉の最期の言葉となり、家族に大きな悲しみと小さな謎を残した。
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