博士「あいつがお前に言った『さよなら』 は決めた言葉でお前の為じゃない。
友達だと突き放した気持ちを汲んでやれ。
あいつは今、人間の殻を破ろうとしている・・・
最後まで見届けるんだ。
友達なら・・・ いや、あいつを心から 愛した人間ならばな!
(ふふ・・・いつぶりじゃろうか・・・ こんなに綺麗な桜を見たのは・・・ そして、わしもまた・・・)
『ケギャーッ!!!! ホエアーーーーーーッ!!!』
後ろの女「綺麗・・・」
『ケギャーーーーーッ!!!!! ケギャーーーーーーーーーーッ!!!』
博士「そろそろここも危ない、帰るぞ・・・」
ナレーター(江守徹) 愛した人間を失い、 変わりゆく姿と遠い過去を見つめる・・・ いつか、ふと降り立った夜の駅、 あれはどこだったか・・・ 満天の星灯りの下で 重ね合った体が夢の名残りのように 闇の果てに消えていった・・・ あの時、互いの体が触れ合い かすかに匂っていたのは、 あれは・・・なんの花だったか・・・ かよわき女の涙が、今咲き誇る。 フランス語で Mon cheri 最愛の人よ・・・ 恋よ永遠に。
『ケギャーーーーーッ!!!!(ありがとう・・・)』 |