辻喜利 - 弐 - | |||
◆結果発表 ◆投稿数:2 ◆投票数:15 ◆投稿番号をクリックすると その作品への投票者 コメント投稿フォーム を表示します。 |
|||
お題 | |||
「こんな漁師はいやだ」というお題に、真面目な漁師が出したボケ (エコノミーさんより出題) |
|||
順位 | 合計 | 投票 | 作品 |
1 | 11 | - | [No.5] 見つめてさんの作品 漁師の「漁」という字は、訓読みで「漁(あさ)る」とも読みます。みなさんは「漁る」という言葉を聞いて、何を思い浮かべますか? 「ゴミを漁る」「男を漁る」……あまり良い印象のない言葉を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。漁師である私としては、このような言葉に「漁」の文字が使われていることに、一抹の違和感を覚えないといったら嘘になります。しかし何度も海に出るにつけ、漁師の仕事とはまさに「漁る」ことに他ならない、ということに私は気がついたのです。 私たちは、生命の源である母なる大海に踏み込み、そこに棲んでいる魚や生き物たちを「漁って」いるだけに過ぎない。「大変なお仕事ですね」とねぎらっていただくこともありますが、私たちのしていることは、カラスがゴミ捨て場を漁ってエサを探すのと、はたしてどんな違いがあるというのでしょうか。 だからこそ、漁師に必要なのは、海や生命に対する敬意を忘れない謙虚さだと、私は思います。「漁とは『ありがとう』と『ごめんなさい』の繰り返しだ」──私が幼かった頃、同じく漁師だった父から何度も聞いた言葉です。父は生前、自分では一切海産物に口をつけなかったのですが、この歳になってようやくその意味が分かりはじめました。 さて、「こんな漁師はいやだ」という設問でしたかな? 私のようないち船乗りに人様の仕事ぶりを評価する資格があるのかは甚だ怪しいところですが、「どのような漁師が嫌か」と尋ねられましたら、やはりそういったことを蔑ろにしている、人間本位で傲慢な漁師、ということになりましょうか。これを親方に聞かれたら「お前のような若造が知った風な口を叩くな!」と怒られてしまいそうですけどね(笑)。 |
2 | 4 | - | [No.2] ジュニアさんの作品 泣きながら全漁連のURLを書いた |
HOME|タイトルリスト |
投票して頂いた方 |
Betis / うんこ伊忍道 / がいちー / ごみしゅ / しゅっぽん / たこかいな / もののけ / エコノミー / ターンブル / ハシリドコロ / 鬼仔 / 魚醤 / 空飛ぶタイヤ / 今日か磯原 / 切り裂きジャック 15名 ご協力ありがとうございました。 |